着付け方法
古くから伝わる日本のオリジナルな伝統衣装であるはっぴは、名入れ制作するプリント印刷技術の向上などにもより、現代においては販促キャンペーンやイベントユニフォームなどにも広く気軽に格安オーダー作成され、利用されるようになりました。
しかし本来法被は羽織るだけのものではなく、正しい着付け方法が存在します。もちろん、正しく着なければならないというルールもマナーも特に存在しませんが、やはり日本人として半被の「粋」な着付け方法は知っておいても損はありません。そこでここではそんな半被の着付け方法について紹介してみたいと思いますのでお時間がある時にでも、ごゆっくりご覧下されば幸いです。
はっぴは右前
法被は、と言うよりも和装は全てそうなのですが、襟の合わせは甚平や着物などの製作種類も問わず、また男女も区別も無く、全て右前と決められています。
これは西暦701年に作られた「大宝律令」と718年にそれを改められた「養老律令」という法令によって決められたものが伝統として今日まで伝わっているものです。
しかしここで注意して頂きたいのが"右前"という言葉です。これは法被を着る本人から見て右側を先に纏い、左側をその上に重ねて纏うことを意味しています。
少しややこしい話なのですが、この"前"という言葉は時間的な"先"を表していると考えられています。
結果的には男性は何を着る時でも襟の合わせ方は変わりませんが女性は和装の場合のみ、男性と同様の合わせ方になるのだと覚えておけば分かりやすいかと思います。
法被の帯は粋に
帯の締め方については様々なものがありますが、最もオーソドックスな方法を紹介します。
まず、袢纏の帯の片側の端を縦に半分になるように折ります。
そしてこれを下側に向け、半纏押さえるようにして上から帯を腰に2~3周巻きつけます。
はんてんの帯の両端が同じくらいの長さになるように、巻きつけた側の端を内側に織り込みます。
その端を巻きつけた帯の下から内側をくぐらせ、しっかりとハッピの腰を締めます。
最初に縦に半分に折ったほうの端を斜め上に持ち上げ、それを被せるようにもう一方の端を下ろし、再び結びます。
作成した結び目の形を整え、半纏が着崩れないように時計回りに帯を回して結び目を後ろ側に持っていったら完成です。
この結び目ですが法被の腰の中央に持ってくるよりも、多少左右のどちらかにずらすほうが粋だとされています。
特注はっぴ製作専門店である当店においては、お客様のオリジナルデザインを元に激安価格で精巧に制作することが可能となっておりますがまた、それに合わせた帯の格安販売をしております。ネット通販だからできるお安い価格でご提供しておりますのでお気軽にお申し付け下さい。